作成者別アーカイブ: ゆきこ小山

♪イタリア語♪ 代名動詞

〈代名動詞・再帰動詞〉
普通の動詞は、行為が他に向かうけれど、代名動詞は行為が自分自身に向かう。

〈alzare〉  「持ち上げる、起こす、立てる」
 を代名動詞にすると、
  ↓
〈alzarsi〉 「~を起こす」
mi alzo / ti alzi / si alza / ci alziamo / vi alzate / si alzano

ex.) mi alzo (私は自分を起こす)=私は起きる
   ti alzi 君は起きる

〈lavare〉 「洗う、洗濯する」
 ↓
〈lavarsi〉 「~を洗う」
mi lavo / ti lavi / si lava / ci laviamo / vi lavate / si lavano

ex.) Mi lavo le mani. (私は自分の)手を洗う。
       ↑
     ☆単数形はmano。 _oで終わっている語なのに、女性名詞!(@_@;)
     la mano(f.sing.)   le mani(f. pl.)・・・なんか変な感じ・・・

でも、考えてみると確かに・・・

ピアノの楽譜で、音をどちらの手で弾いたら良いのか、たまに指示されていることがありますが、
m.d. (mano destra 右手)
m.s. (mano sinistra 左手)
と言っていて、「destra」「sinistra」と、どちらも女性形でした!

そうだったのか~。(←今頃)

〈chiamare〉 「呼ぶ、呼び出す、召し集める」
 ↓
〈chiamarsi〉 「~と呼ぶ、呼ばれる」
mi chiamo / ti chiami / si chiama / ci chiamiamo / vi chiamate / si chiamano

ex.) Mi chiamo Yukiko. (私は自分をゆきこと呼ぶ)=私の名前はゆきこです。
  Come si chiama? あなたのお名前は?
   Mi chiamano Mimi. 私は(みんなから)ミミと呼ばれています。
     ↑
最後の例文はプッチーニ作曲のオペラ「ラ・ボエーム(La Bohème)」の有名なアリアからとりましたが、
先日、代名動詞を最初に習ったときからすごーく不思議だったんです。

なんでMi chiamo Mimi. と言わないの?と・・・
日本語訳には「私はミミと呼ばれています」と書いてはあるけど、なぜそうなるのかよく分からなかったんです。
ですが、やっと意味が分かりました~(^^)

chiamoの主語は「私」
chiamanoの主語は「彼ら、彼女ら、人々」
なので、
「Mi(私を) chiamano(人々は呼ぶ) Mimi(ミミと)」 だったんですね~(多分?)

そして、その次の歌詞は、
「ma il mio nome è Lucia…(でも、私の名前はルチアです・・・)」

そうでした、本当の名前はルチアだけど、皆からはミミと呼ばれているんですね。
友人の声楽のレッスンにピアノ伴奏として参加して色々と聞いていたはずなのに、なんだか忘れていました。

それが分かって、今日はすっきり\(^O^)/

♪歌曲の歌詞(フランス語とイタリア語)♪

Plaisir d’amour(愛のよろこび)という歌があります。
きっと誰でも聴いたことがあるような有名な曲なんですが、
フランス語とイタリア語で歌詞が併記されてましたので、書いてみました。

原曲は18世紀のフランス語の曲ですけど、今はイタリア語でもけっこう歌われています。
超ロングセラーですねー!
フランス語をきれいに発音しながら歌うの、難しそう。

○フランス語
〈Plaisir d’amour〉
プレズィール ダムール

Plaisir d’amour ne dure qu’un moment: chagrin d’amour dure toute la vie.
愛の喜びは一瞬しか続かないが、愛の悲しみは一生続く。

J’ai tout quitté pour l’ingrate Sylvie; Elle me quitte et prend un autre amant.
私は不実なシルヴィの為に全てを捨てたのに、彼女は私を捨て、他の男のもとへ行ってしまった。 

“Tant que cette eau coulera doucement Vers ce ruisseau qui borde la prairie
Je t’aimerai.” me répétait Sylvie.
“この水が静かに流れて、牧場の周りを流れる小川へと注いでいる限り
私はあなたを愛する” とシルヴィは私に何度も言った。

L’eau coule encore, elle a changé pourtant.
水は今もなお流れているが、彼女は変わってしまった。  

○イタリア語
〈Piacer d’amor〉
ピアチェール ダモール

Piacer d’amor più che un dì sol non dura; martir d’amor tutta la vita dura.
愛の喜びは1日しか続かないが、愛の苦しみは一生続く。

Tutto scordai per lei, per Silvia infida; ella or mi scorda e ad altro amor s’affida.
私は不実なシルヴィアの為に全てを忘れたのに、彼女は私を忘れ、他の男のもとへ行ってしまった。

“Finché tranquillo scorrerà il ruscel  là verso il mar che cinge la pianura
io t’amerò.” mi disse l’infedele.
“この小川の静かな流れが、平野をとりまく海へと続いている限り
私はあなたを愛する”と不実な彼女は言った。

Scorre il rio ancor ma cangiò inlei l’amor.
小川は今でも流れているが、彼女の愛は変わってしまった。                 

♫愛していた女性に捨てられてしまった男性のつらさを歌っている曲です。
歌詞はいわゆる愚痴なんですけれども、付いているメロディーが切なくて綺麗なので、なんだか格調高く聞こえるかも。

*うっかり結婚式のBGMにしちゃいそうな題名なので、取り扱い注意曲です。
まあ、誰も歌詞を知らなければ別に問題はないんですけど(^^)

♪フランス語♪ クラシック音楽

今、絶賛ピアノの選曲&譜読み中なので、いつも音楽を聴いています。
J’écoute de la musique du piano tous les jours.「毎日ピアノの音楽を聴きます」(これで合っているかな?)

フランスの曲、といってもクラシックなんですが、家にいくつか楽譜があるので、見てみました!
その中で、ピアノ界では有名な「噴水」の曲を2つ・・・どちらもフランス語で題が付いています。

○モーリス・ラヴェル作曲
・水の戯れ「Jeux d’eau」・・・jeu (m.)「遊び・遊戯etc.」の複数形なんですね~。
これは、「噴水」のことらしいのですが、日本では「水の戯れ」と訳されています。
♫たくさんの水がきらめきながら流れる様子が、細かい動きで美しく表現されている曲です。

○フランツ・リスト作曲(←フランス人ではないですが)
・エステ荘の噴水「Les jeux d’eaux à la villa d’Este」・・・eau (f.)も複数形になってますね。
♫こちらの噴水は、先程のラヴェル作曲の噴水よりももっと水の勢いがある感じです。水があちこちに飛び散る様子などが非常に美しい響きで鮮やかに描かれています。
   ↑
*この曲は、「巡礼の年(Années de Pèlerinage)」という大作の中の、
「第3年(Troisième année)」に収められていまして、晩年の曲です。
ちなみに、「巡礼の年」の第1年と第2年は、まだ若い頃の曲で、リストが愛人と共に訪れた土地の印象などを書いています。スイスとかイタリアとか。

フランス語の題の曲、今まで適当に読んでいたけど、これからは分かって読めるので嬉しいです!

♪フランス語♪ 備忘録(近接未来形・近接過去形)

☆完全に、個人的な備忘録として書きます。
ですので、読みにくいかもしれません(^^)

【近接未来形】
aller+動詞の原形・・・「~するつもりだ、~の予定である」←決まっている予定の時?

◎aller アレ「行く」活用
je vais ジュヴェ /  tu vas テュヴァ /  il va イルヴァ /
nous allons ヌザロン /  vous allez ヴザレ /  ils vont イルヴォン

○Je vais rencontrer Paul à Paris l’année prochaine.
○来年、パリでポールに会うつもりだ。
・à Paris パリで    ・l’année prochaine 来年

○Je vais aller aux États-unis avec mon amie en avion  la semaine prochaine.
○来週、女友達と飛行機でアメリカに行きます。
・aux États-unis  アメリカに(前置詞à+定冠詞les縮約。アメリカは複数形の国名なので)
・avec ~と   ・mon amie 私の女友達ひとり(男友達はmon ami)
・en avion(m.) 飛行機で ・la semaine prochaine 来週

○Je vais acheter deux poires au supermarché  demain matin.
○明日の朝、スーパーで梨を2つ買います。
・deux poires 2個の梨    (梨1つはune poire )   ・au supermarché スーパーで (à+le縮約)

【近接過去形】
venir de+動詞の原形・・・「~したばかりである」

◎venir ヴニール「来る」活用
je viens ジュヴィヤン /  tu viens テュヴィヤン /  il vient イルヴィヤン /
nous venons ヌヴノン /  vous venez ヴヴネ / ils viennent イルヴィエヌ ←読み方が?

○Je viens de manger de la viande.
○肉を食べたばかりです。
・de la~ 女性名詞に付く部分冠詞  ・viande(f.) 肉

○Tu viens de manger des nouilles.
○君は麺類(ラーメン、お蕎麦etc.)を食べたばかりだ。
・des~ 不定冠詞複数形(男女共) ※部分冠詞ではない(部分冠詞の複数形は無いので)
・nouilles 麺類

○Nous venons de acheter une maison. ←この文章は成り立つ?